「Qui non intelligit、avt taceat、avt diskat -理解していないものは黙るか学べ」上記はジョン・ディーが出版した錬金術の本「 Monas Hieroglyphica 」に書かれた文です。ルドルフ2世の下で働いていた 錬金術師では、 二人の人物の名前がよく上げられます。それが、英国人
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芸術を愛した引きこもりの王様、ルドルフ二世
錬金術界隈では有名な王様、ルドルフ二世です。そういえば、これまでの記事でこの人の名前を連呼してきたわけですが、この人について全然説明してなかったな~と思い、記事を作成することにしました。ルドルフ二世はハプスブルグ家の出身で、オーストリア王であり、神聖ロー
洪水で見つかった錬金術工房02
この博物館の知名度を高めることが私の使命!ぐらい思いました。(←思い上がりです。)という事で、今回もよろしくお願いします。この場所に作られた地下トンネルに関しては、誰が、何のために作ったのかはわかっていません。まずこの家はプラハで最も古い家の一つです、9
洪水で見つかった錬金術工房01
その名もスペキュラム錬金術博物館(「Speculum Alchemiae」)。ラテン語で「鏡の錬金術」です。なぜチェコなのにラテン語かというと、当時の知識人が使う文字はラテン語だったからです、聖書もラテン語で書かれていました。ここはですね、来歴からすごいです。なんか物語の
チェコの錬金術02
さて、王様が戴冠式のときにパレードをした道、「王の道」はやはりパレードをするだけあって、両脇の家の装飾が華美になっていきます。歩いてると分かるのですが、それぞれの門の上に絵とか、漆喰で飾られた美しい装飾があるんですね。これはハウスサイン、私は「家印」と呼
チェコの錬金術01
12世紀ごろヨーロッパには錬金術という新しい学問が入ってきました。錬金術の起源は3世紀ごろ、古代エジプトや古代ギリシアで始まり、「ヘルメス・トリスメギストス」という伝説上の人物にの手にによって作られたと考えられているのですが、チェコの領土へは、おそらく2つ
プラハ王の道
チェコの首都プラハには、王の道というものがあります。これは何かというと、昔王様が戴冠式をするときにパレードをした道の事で、この道は現在ユネスコの世界遺産に登録されている歴史的中心部を通り、ロマネスク様式、ゴシック様式、ルネッサンス様式、バロック様式、ロコ